介護業界には数多くの仕事がありますが、多くの事業所がシフト制の勤務形態を取っています。シフト制とはその名の通り早番や遅番、夜勤といった定められた時間の勤務を交代で行なっていく働き方になります。なぜ介護業界でこのシフト制勤務が多いかというと、要介護者の健康状態について24時間体制で見守る必要性やハードワークな仕事内容が主な理由です。
シフト制での大きなメリットの一つがプライベートの予定の組みやすさになります。子育てと仕事を両立している人の中には、子供の送り迎えや学校の行事への参加などを考慮しなくてはならず、仕事選びに頭を悩ませるケースも少なくありません。
シフト制であれば自分の希望を伝えることである程度時間に融通をつけられるので両立がしやすくなります。同様に学業と仕事を両立している学生にも同じことが言えて、日中に学校に通って夕方の遅番をメインとして勤務をするという働き方もできます。
しかし、時間の都合が付きやすいというメリットがある反面、不規則な生活になりやすいという問題があるのは否めません。働く介護事業所によっては全ての時間帯での勤務をするシステムを取っている所もあるため、この場合には遅番の次の日に早番など短い間隔での勤務をこなす必要があります。
とはいえ、自分のプライベートを確保できるシフト制はハードワークな介護業界でもストレスを溜めずに続けていくことができる最適な働き方と言っても過言ではありません。